北の大地とそれから私

流罪になりました。

シェルター

防寒のために二重窓を閉めきり、外側の窓は常に結露が張り付いて磨りガラスのようになり、さらにカーテンも閉めて外の様子が全くわからなくなった。さながらシェルターのような部屋で不愉快な季節が来たことを実感する。

徐々に自転車に乗ることにも億劫になり手近で割高なスーパーで買い物を済ませるようになってきて出費も痛い。そのうち出かける数を減らすため買いだめ出来る冷食ばかり食べるようになっていくのかと悲しくなる。

明日もまた雪が降るらしい。月末にかけて積もったり溶けたりを繰り返している間にアスファルトが見えなくなっていくだろう。もう新鮮味も感じることの無い雪国での二度目の冬をどうやって乗り切るかということばかり考えている。

 

ディストピア地味ていく地方都市にて

かしこ